鳥人間コンテスト 2017 感想

鳥人間コンテスト2017の人力プロペラ機ディスタンス部門の上位6チームです。
1位 40,000.00 m BIRDMAN HOUSE 伊賀(DMG 森精機)
2位 30,221.54 m ROKKO WORKS(東北大学OB)
3位 22,657.79 m 東北大学 Windnauts
4位 17,406.86 m 日本大学理工学部航空研究会
5位 16,801.28 m 東京工業大学 Meister
6位 13,797.50 m 大阪府立大学 堺・風車の会
この上位6チームは日本の科学のトップなのかも!

BIRDMAN HOUSE 伊賀(DMG 森精機)は、鳥人間コンテストでは初めて40Km制覇を成し遂げ、鳥人間コンテストも新しい時代に突入しました。
パイロットは残り1Kmになっても全く疲れた様子もなく日大や東北大のパイロットとはあきらかな違いを感じました。機体製作にはF1や航空機を作る世界最高水準の工作機械が使われていて、機体に注目が集まりますが、パイロットの体作りも素晴らしいですね!私が「鳥人間コンテスト 2016 感想」で投稿した「体重が軽く、脚力があり、持久力も兼ね備えた体作り」を具体化したようなイメージです。食事(大会規定にドーピング検査はないので、違法薬物以外ならなんでもOKですから)やトレーニング方法についても是非知りたいですね(秘密でしょうけど)!でも初めて40Km制覇を成し遂げ本当に素晴らしいですね!!!

しかし、今回の大会はいろいろな問題も残りました。
1. 手作り感がある日大や東北大の学生サークルの機体と、DMG 森精機の世界最高水準の工作機械を使って作った機体では、機体の性能に差が出てもあたりまえではないか?
滑空機部門優勝13回の三鷹茂原下横田チームのパイロット大木祥資さんが、「鳥人間は引き算なんです 設計された段階で100があると 工作精度の誤差でマイナス 飛ばし方でマイナス 滑空機部門はできることを大会までの間に全部やらないとダメ」と述べておられますが、ここの工作精度の誤差でのマイナスが0に近いわけですからね!不公平感が残るので大会運営側も何らかの対策が必要ではないでしょうか?
2. BIRDMAN HOUSE 伊賀(DMG 森精機)の飛んだ天候と日本大学理工学部航空研究会の飛んだ天候ではあまりにも違いがありすぎるのではないか?
BIRDMAN HOUSE 伊賀(DMG 森精機)のほぼ無風状態と日本大学理工学部航空研究会の機体が横からの強風で真っ直ぐ進まず横に流されてしまうような状態では飛行距離に違いがでてもあたりまえです。これが逆の天候だったら、いくら森精機の工作機械で作った機体でも、横からの強風では前に進まないはずで、結果は大きく変わったはずです。以前の鳥人間コンテストでは強風の場合は発信させなかったようですが、大会運営時間の問題で予定どうりの時間までに終わらせる為に少々の強風でも発信させざるをえないようです。大会運営側は、出場チームを書類審査で減らすなどで、なるべく全てのチームが、同じ天候状態で飛行させるような努力をしてほしいですね!

ところで、滑空機部門で、日本大学生産工学部 津田沼航空研究会は初優勝しました。生産工学部は日本大学工科系校友会(理工学部・生産工学部・工学部・薬学部)のメンバーなので実に喜ばしいことです。生産工学部は滑空機部門で日本一の機体を設計できるんだからかなりレベルアップ(航空機の設計には数学や物理の基礎学力が必要と思われます)してますね!理工学部は人力プロペラ機ディスタンス部門では4位(飛行した天候を考えれば17Kmも飛行できたのは機体もパイロットも実に優秀です。)でしたから。
滑空機部門で日本大学生産工学部・人力プロペラ機ディスタンス部門で日本大学理工学部がダブル優勝も夢ではありませんね!!!

About 管理者

昭和49年日本大学理工学部数学科卒業。さすらいのSEである。卒業ゼミで数学科宇野教授から君は頭はいいが世間知らずだと言われる。「大きいところで尻尾になるより、たとえどんなに小さいところでも頭になれ」と教えられるが、真の意味がわからず日大理工卒業後さすらいの旅に出る。あれからもう40年、最近やっと安住の場所を発見する。
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