PrimeSeat 感想

PrimeSeatはハイレゾ音源のストリーミングサービスです。
PrimeSeatを聴くには、無料の視聴ソフト「PrimeSeat」をパソコンにインストールします。ネットに接続して「PrimeSeat」を立ち上げると、ハイレゾの番組を再生できます(PrimeSeatをインストールしたWindows/Macにヘッドホンまたはスピーカーを接続するだけです)。

PrimeSeatを起動すると、DSDのサンプル試聴音源として北村憲昭指揮ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団の試聴音源を配信して下記の説明があります。
収録会場は、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地で、ショパン国際ピアノ・コンクールの会場として知られるFILHARMONIA NARODOWA。このホールで演奏された素晴らしいオーケストラサウンドを体験してください。
試聴音源1曲目はストラヴィンスキーの「火の鳥」から、オーケストラの醍醐味を存分に味わえる「カスチェイの踊り」を。2曲目のチャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」では、繊細な響きの部分とトウッテイのダイナミックレンジの広さが体感できる中間部をお楽しみいただけます。
ショパンコンクールで有名なワルシャワ・フィルハーモニー・ホールでの録音。伝統あるオーケストラとホールの重厚な響きが素晴らしい。最弱音からホールの空間を揺るがす大迫力のダイナミックレンジが堪能できる。静寂の中、他の録音では聞こえないような鳥のさえずりや、夜のしじまの様子さえ感じ取る事ができ、終盤の「夜明け」から「コラール」までの盛り上がりには圧倒される」。「ロメオとジュリエット」は情景が目に浮かぶような演奏。そこで表現される二人の愛の深さに、聴き手は身につまされる。

[私の個人的な感想]
今までDSD音源を再生しょうとしても高価なSACDプレイヤーがないと再生できなかったものが、ネットとWindows/Macパソコンさえあれば再生できるなんてすごいですね!
今まで漠然としていたSACD(DSD音源)の音質が明らかになりますね。
私が持っているアナログLPレコードの音源と比較してSACD(DSD音源)の実力を探ります。

バレエ組曲「火の鳥」のLPレコードは、1945年版のものでサンプル試聴音源の1919年版とは違ってますが、幸いにも「カスチェイの踊り」は、1919年版も1945年版も同じものとLPレコードの解説には書かれています。
演奏は、作曲者ストラヴィンスキーの指揮によるコロンビア交響楽団の演奏です。

チャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」のLPレコードはカラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で録音は1966年10月で録音から50年以上を経過して、既にこのLPレコードはパブリックドメインとなっております。

演奏者が違うので単純な比較ができませんが、楽器の音色やダイナミックレンジなど録音に注目した感想です。

まずDSD音源(5.6MHz)の「火の鳥」「ロメオとジュリエット」ですが、各楽器の音が明瞭ではありませんね。全体的になにかこもったような音でトランペットや木琴などの高音の伸びがありません。ダイナミックレンジも解説されているような大迫力を感じませんでしたしフラットで随分おとなしくあまり盛り上がりません。

次にLP音源の「火の鳥」「ロメオとジュリエット」ですが、各楽器の音が明瞭で、全体的に鮮明な音でトランペットや木琴などの高音がグイグイと伸びます。ダイナミックレンジも強烈に盛り上がり、「火の鳥」では音の洪水に圧倒されますね!

「火の鳥」のLPレコードの解説には、「魔王カスチェイの凶悪な踊り」と書かれ、サンプル試聴音楽には「カスチェイの踊り」とだけ書かれていますが、LP音源からは「魔王の凶悪な踊り」をイメージできますが、サンプル試聴音楽はどうでしょうか?

「ロメオとジュリエット」のLPレコードの第1主題のリズムは躍動感と重量感が両立してダイナミックですが、第2主題の旋律は甘く切なく歌わせながらも緊張感が失われず劇的構成のしっかりした最高の演奏です。 カラヤンとベルリン・フィルの絶頂期のすさまじい演奏の録音で、この曲の歴史的名演と呼んでも過言ではありません。

DENONのレコードプレーヤーのコマーシャルに「弦楽器の深いざわめき。管楽器の熱い咆哮。アナログでなければ描けない世界がある」というのがありましたが、まさに的を得た表現です。

私が音源のLPレコードからデジタル化したものとDSD音源サンプルの音を比較した個人的な感想です。

About 管理者

昭和49年日本大学理工学部数学科卒業。さすらいのSEである。卒業ゼミで数学科宇野教授から君は頭はいいが世間知らずだと言われる。「大きいところで尻尾になるより、たとえどんなに小さいところでも頭になれ」と教えられるが、真の意味がわからず日大理工卒業後さすらいの旅に出る。あれからもう40年、最近やっと安住の場所を発見する。
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