フルトヴェングラー 第9 決定盤

「フルトヴェングラー 第九 バイロイト」とは、ベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調「合唱」の歴史的名演の録音のことです。フルトヴェングラーの第9番目の交響曲のことではありません。
この録音は1951年7月29日、第二次世界大戦後、初めてバイロイト音楽祭が再開された初日の演奏会のライブ録音です。
20世紀を代表する大指揮者フルトヴェングラーはこの曲に大きなこだわりを持っていたそうです。
さまざまなベートーヴェンの第九の録音がリリースされていますが、「フルトヴェングラー 第九 バイロイト」は、この曲の決定的な名演の録音で、音楽分野における世界遺産と言うべきものですが、LPからCDやSACDになってなにしろ音が悪くなった。

「フルトヴェングラー 第9 sacd」の語句でGoogle検索すると、Amazonの「フルトヴェングラー 第9Hybrid SACD」サイトが先頭に表示され下記のように説明されています。
「フルトヴェングラー生誕125年企画・アビー・ロード・スタジオによる最新リマスター音源をSACDハイブリッド盤で!! 録音:1951年7月 ●バイロイト音楽祭での名演。冒頭にフルトヴェングラー自身の足音入り。演奏開始前の聴衆の拍手やフルトヴェングラーからコンマスにかけられたコメント部分も収録されている。 ●制作にあたってのマスター素材は、EMIグループのメインともいうべきアビー・ロード・スタジオにてその管理するオリジナル素材から出来る限り良好な状態の素材から、全アイテムとも本発売のためにあらためてリマスタリングを敢行、アビー・ロード・スタジオのSurround Mastering & Restoration Engineerのサイモン・ギブソンをチーフにイアン・ジョーンズ含む全4名のエンジニア・スタッフを投入、アビー・ロード・スタジオの総力を挙げてのリマスタリングといっても過言ではない。 ●音楽演奏によって’何を’表現するかに専心した音楽家といわれるフルトヴェングラーの演奏記録をリマスタリングするのにあたり基本的なポリシーとして、不必要なクリック・ノイズは除去しながらも楽音と録音会場全体の音響をできるかぎり忠実に再現するべく取り組むことをアビー・ロード・スタジオのスタッフと確認、96Hz/24Bitでデジタル・リマスタリングを実施。 ●また演奏芸術の再現という観点から、素材が可能な音源に関しては楽章間の音響も再現することにより、巨匠の音楽への取り組み姿勢をより具体的に窺う可能性を広げ、音楽的な繋がりがより自然に 聞き取れる収録を目指した。」

しかしAmazonのレビューで「まず音質ですが、私にはさして改善されているようには思えませんでした。高域には冴えがなく、曇天のような雰囲気です。しかも、あちこちで発生している演奏ノイズを極力カットしているようですが、何もわざわざそんなことをしなくて良いのでは。」と書いている方がおられましたが、私も全く同意見で、音質に冴えがなくこもっていて臨場感や躍動感を感じませんでした。

私もこのブログで、「フルトヴェングラー 第九 バイロイト」について試聴音楽などを数回投稿していますが、音源のLPレコードの音質が、LPレコードにしては良くありませんでした。カッティングに使用したテープが、マスターテープから複写したものではなかったのかと推察しております。
最近中古レコードシヨップで偶然にも、マスターテープからカッティングしたものと考えられるLPレコードを入手することができました。
早速デジタル化しましたが、私が聴いた限りでは、このリマスタリングは音質もLPレコードより鮮明で臨場感や躍動感があり生演奏のようで最高でした!
「フルトヴェングラー 第九 バイロイト」の決定版と言っても過言ではないかも?以上私の個人的な感想です。

ベートーヴェン作曲 交響曲第9番ニ短調「合唱」
フルトヴェングラー指揮 バイロイト音楽祭管弦楽団及び合唱団
エリザベート・シュワルツコップ(ソプラノ)
エリザベート・ヘンゲン(アルト)
ハンス・ホップ(テノール)
オットー・エーデルマン(バス)
1951年7月29日録音でこのLPレコードは既にパブリックドメインとなっています。
Visitors over 50 years of national protection period of neighboring rights must not be downloaded.
[第1楽章冒頭]

[第2楽章冒頭]

[第3楽章冒頭]

[第4楽章冒頭]

[第4楽章フィナーレ]

About 管理者

昭和49年日本大学理工学部数学科卒業。さすらいのSEである。卒業ゼミで数学科宇野教授から君は頭はいいが世間知らずだと言われる。「大きいところで尻尾になるより、たとえどんなに小さいところでも頭になれ」と教えられるが、真の意味がわからず日大理工卒業後さすらいの旅に出る。あれからもう40年、最近やっと安住の場所を発見する。
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