MRJ 初飛行 感動

MRJ(Mitsubishi Regional Jet)が、2011/11/11(水)快晴、県営名古屋空港を午前9時35分に軽やかに飛び立ち初飛行に成功しました。私もMRJの初飛行には、久しぶりに熱い感動を覚えました。国産旅客機の初飛行は、YS-11以来53年ぶりのことだそうですが、飛び立つ姿は本当に美しく素晴らしい飛行機ですね!YS-11をさらにシャープでなめらかにした機体のように感じました。

日本大学理工学部校友会誌「桜工」で、「校友とともに歩んだMRJの設計」と題して三菱重工㈱の藤野智晴氏(日大理工航空宇宙工学科卒)が、MRJ設計の感想を次のように述べておられます(文章は2015/3で初飛行以前のものです)。
職場には、多くの日本大学理工学部の卒業生が在籍しており、なかでも、日本航空界の父と称される木村秀政名誉教授(以下、木村先生)に学んだ諸先輩方がおられる。航空機開発には困難な課題が次々と山積するが、課題に直面すると、先輩方は共に頭を突き合わせてアイデアを絞り出してくれる。聞けば、木村先生がそんな方だったと伺って、師匠の振る舞いが脈々と受け継がれていることを知る。そんな諸先輩方や多くの技術者と共に設計/製造したMRJが、2014年10月18日にロールアウト(完成式典)を迎えた。式典の場所は、52年前の夏、木村先生が携わった日本初の国産旅客機YS-11がロールアウトした場所(三菱重工小牧南工場)と知り、胸が熱くなった。木村先生が築かれた航空機開発の道を、縁深き卒業生と共に次世代へと受け継ごうとしている。念願の初飛行もまもなくだ。

やはり、MRJはYS-11を設計した熱きエンヂニアの血を受け継ぐ飛行機ですね!
英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は、「『三菱』という航空業界の伝説的な名前が大空に帰ってきた」「零戦を製造した三菱が市場に参入することで、国産旅客機を復活させるという日本の長年の夢が現実となった」などと、世界的に有名な戦闘機を引き合いに報じたそうです。零戦を設計した堀越二郎先生(日本大学生産工学部教授・日本大学理工学部講師)もYS-11の開発に携わっておられます。

ところで、車や飛行機などの開発は、日本は世界のトップレベルですが、コンピュータはどうでしょうか?
残念ながら、基本ソフト(OS)や中央演算装置(CPU)やファイルシステムなど、人間の体に例えると心臓や頭脳に当たる部分は海外のメーカーに全て独占されています。日本にはスーパーコンピュータ京があると思われる方がおられるかもしれませんが、基本ソフト(Linux)や中央演算装置(SPARC 64)やファイルシステム(Lustre)やMPI(Open MPI)などは海外の技術で、極端な表現ではパソコンのように組み立てているだけにすぎないのかもしれませんね!(2015/7/14 スーパーコンピュータの性能ランキング「TOP500」において、中国の「天河二号」が前回に引き続き世界1位になった)
以前、富士通の汎用機(FACOM M-200)でアセンブラ言語(ハードウエアに直結していて機械ごとに変わる言語)のプログラミングで、命令コードやマクロ命令などがIBMアセンブラと全く同じで、富士通の汎用機でプログラミングするのに、IBMの市販マニュアルを見れば、事足りました!ある富士通社員の方から、「一から開発するよりIBMから、技術を供給してもらったほうが開発経費が安くなる」という発言を聞いたことがあります。これが会社の方針だったのか、個人的な意見だったのか今となっては分かりませんが?
日本のコンピュータ開発がこれほど衰退したのは、「優秀な人材を集めて一から開発するという熱い志がなかった」のが主な原因だと思います。昭和48年に応募で富士通に会社訪問しましたが、あなたの大学の偏差値では、応募資格はないと簡単に断られましたが、並外れた人材の必要性はなかったのかもしれません?

三菱重工㈱の藤野智晴氏のように、国産旅客機の開発に携わることが出来るなんて本当に羨ましいですね!同じ日大理工卒でも私はメーカーのコンピュータ開発に携わることはできませんでしたが、個人でデジタル技術の研究を行いました。
日本初の国産旅客機YS-11は、技術的には非常に優れた飛行機だったと言われていますが、世界中の空を飛び回れませんでした。「出る杭は打たれる」のごとく優れていたからこそ政治的に潰されてしまった。今回のMRJでは、世界中の空を飛び回って欲しいですね!

『下記はLPレコードから私がデジタル圧縮化した音で、小さなサイズで非常に高音質です。デジタル技術の私の研究成果を紹介しています』
このLPレコードは1951年の録音なので既にパブリックドメインとなっています。
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ベートーヴェン交響曲第9番第4楽章フィナーレ
フルトヴェングラー指揮バイロイト祝祭管弦楽団及び合唱団 シュワルツコップ(ソプラノ)/ヘンゲン(アルト)/ホップ(テノール)/エーデルマン(バス)

About 管理者

昭和49年日本大学理工学部数学科卒業。さすらいのSEである。卒業ゼミで数学科宇野教授から君は頭はいいが世間知らずだと言われる。「大きいところで尻尾になるより、たとえどんなに小さいところでも頭になれ」と教えられるが、真の意味がわからず日大理工卒業後さすらいの旅に出る。あれからもう40年、最近やっと安住の場所を発見する。
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